鳥取県・島根県で空手を習うなら

「稽古は厳しい?」

空手の修業に近道はなし

極真館山陰支部では、基本稽古を中心とした稽古を行っております。基本稽古とは、簡単にいえば空突きや空蹴りの繰り返しであり、野球に例えるなら 「素振り」に当てはまるといえます。一見地味で退屈だと思われるかもしれませんが、他の様々なジャンルを見比べても明白な通り、一つの物事を追求するに当たって 基本を疎かにしたという話は耳にしません。

今は様々な媒体から実に多くの情報を得ることができる時代となりましたね。これはこれで便利なのですが、空手に関しては付け焼刃のノウハウでどうにかなるものではありません。
とにかく基本の繰り返しがとても大事。それも1本の突き、蹴りに心をこめて全力で。そして技とともに大きな気合を出すこと。稽古を重ねていくうちに徐々に学びますが、お腹に力を入れて大きな声を出す習慣を作ることはとても大切なことなのです。 さて、以下に簡単ではありますが極真館山陰支部における入門以後の稽古内容を記しておきました。是非参考にしてくださいね。

Case1 3歳~小学2年生を対象にした場合の稽古内容

入門当初~3ヶ月目

色々なバリエーションでのかけっこ(後ろ走り、けんけんダッシュ、四本足ダッシュ、ほふく前進)などで基礎体力の養成を図ります。 キックターゲットをめがけて蹴りを出したり、ビニール棒を躱わしたり・・・遊び要素も取り入れて、楽しみながら空手に必要な技術を学びます。

入門3ヶ月目~1年

昇級審査を目指した内容で、空手を学ぶ上で必要な体の使い方を習得します。基本稽古に加え、型稽古に必要な技術も 少しずつ学んでいきます。型稽古とは、基本で学んだことを前後左右の動きを取り入れて行うものです。
技術の習得度合いにもよりますが、おおよそ入門6ヶ月~1年程度で無級(白帯)から10級(オレンジ帯)に昇級します。

入門後1年~3年程度

日々の基本稽古に加えて型の稽古や対面稽古(組手稽古)に割く時間も増え、実際に対象物や対戦相手に技を出す感覚を身につけていきます。
小さな子供たちにとっては肉体面だけでなく、精神的な強さや忍耐力、我慢強さや負けん気が養われるのもこの時期です。 上達が早いケースで入門後2年程度で水色帯(8級)~黄色帯(6級)に昇級します。

入門後4年~6年程度

小学校高学年になると空手の技術だけでなく後輩(年少者)たちの面倒をみる機会も増えてきます。強さと共に少しずつ上位者としての責任感が備わります。 当初伸び悩んでいた生徒さんも、この時期に大きく飛躍し全国区の大会などで実績を残すこともあります。
早いケースで入門後4~5年程度で茶色帯(1、2級)、稀なケースですが5~6年程度で初段を許されることもあります。

Case2 小学3年~小学6年生を対象にした場合の稽古内容

入門当初~3ヶ月目

短距離ダッシュや柔軟運動、体幹部を鍛える稽古を日々繰り返し行い、空手に必要な身体能力の増加を図ります。 基本稽古を通して突き方、蹴り方を学び、腕立て伏せや腹筋、スクワットなど補強稽古も並行して行います。

入門3ヶ月目~1年

昇級審査を目指した内容で、空手を学ぶ上で必要な体の使い方を習得します。基本稽古に加え、型稽古、さらに対面稽古(組手稽古)に必要な技術も 少しずつ学んでいきます。上達が早いケースで、入門3ヶ月~半年程度で無級(白帯)から10級(オレンジ帯)に昇級します。

入門後1年~3年程度

複雑な動きが要求される稽古も徐々に増え、対面稽古(組手稽古)やサンドバッグトレーニングに割く時間も増えてきます。
高学年になると、後輩たちのお手本となる機会が徐々に増えてきます。自分自身の肉体面と精神面の鍛錬に加えて、後進を引率するという自覚が生まれ、人格面も養われます。 上達が早いケースで入門後2~3年程度で青色帯(7級)~緑帯(3級)に昇級します。

入門後4年~6年程度

稽古中は自分自身の空手の強さだけでなく、常にリーダーシップが求められ、その立ち居振る舞いから一挙手一投足まで全てが後輩たちのお手本とされるため、空手の技術とともにチームをまとめあげるという責任感が備わります。
入門後4~5年程度で茶色帯(1、2級)、5~6年程度で初段を許されることもあります。

Case3 社会人や学生の方を対象にした場合の稽古内容

入門当初~3ヶ月目

基礎体力や柔軟性の向上をはかりながら、空手を学ぶ上で必要な体の使い方を習得し、それに耐えうる足腰の強化に重点をおきます。 個々の体力の度合いにもよりますが、はじめは腕たせ伏せを10~20回、腹筋を20~30回、スクワットを30回程度から。運動音痴の方でも大丈夫です。

入門3ヶ月目~1年

昇級審査を目指した内容で、基本稽古に加えて移動稽古、型稽古と当人の技量に合わせて体系的に技術を習得していきます。 それらを一通り学ぶと対面稽古(組手稽古)に必要な技術も少しずつ習得していきます。

入門後1年~4年程度

型稽古や組手稽古に加えて武器術や部位鍛錬(砂袋を使って拳足を鍛え上げる)、意拳(中国武術)などを学びながら、技の威力や身体の耐久力を高めるためにウェイトトレーニングにも時間を割きます。 上達が早いケースで、3年前後で茶色帯(1、2級)まで到達します。

入門後5年~10年程度

空手の技術だけでなく後進のお手本となる機会が増える為、常にリーダーシップが求められ、強さと共に責任感と指導力が備わります。 上達が早いケースで5年前後で初段、10年前後で二段を許されます。

Case4 年配の方(40代~70代)を対象にした場合の稽古内容

入門当初~3ヶ月目

まずは準備運動やストレッチに重点をおき、身体を動かす上で必要な柔軟性や筋力、関節の耐性等を少しずつ養っていきます。 基本稽古により多くの時間を割き、空手に必要な体の使い方を徐々に学んでいきます。

入門3ヶ月目~1年

昇級審査を目指した内容で、基本稽古に加えて移動稽古、型稽古と当人の技量に合わせて体系的に技術を習得していきます。 それらを一通り学ぶと対面稽古(組手稽古)に必要な技術も少しずつ習得していきます。 怪我をしやすい年代層である為、安全面にはより重点をおいて稽古を行います。

入門後1年~4年程度

型稽古や組手稽古に加えて武器術や部位鍛錬、意拳(中国武術)、護身、裏技(立ち関節)なども学びます。 上達が早いケースで、3年前後で茶色帯(1、2級)まで到達し、道場内の準指導員として認定されることもあります。

入門後5年~10年程度

型動作についての理解や身体操作の理論の追求など、上位者としての資質を磨くための稽古が増えてきます。 個々の習得速度にもよりますが、上達が早いケースで5年前後で初段が許され、道場内の指導員として認定されることもあります。

入門当初は特に安全面を重視し、基礎体力作りと柔軟性の向上などに重点をおいて指導をおこなっております。
当道場では下は3歳から上は70代まで幅広い年齢層の生徒さんが在籍しております。
まず安全性を第一に、個々の体力や技量を考慮したうえでその当人にとって適切な内容をもって指導に当たっております。

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